11/2金 毎年の十一月のお仕事、義母の宛名印刷（今年は市販の喪中はがき）のためにすべてをぶっ飛ばして帰る。R16 久々のカオマンガイからブルーシール（今週よく働いた慰労）。机作るとこからですな。前回マクミニ起動したのは五月か六月ですな。もれなく Magic TrackPad の電池も切れている。郵政省（ちがいます）からはがきデザインキットの今年版をインストールして、三時間ほどで無事完了。翌日納品。
11/3祝 長津田。午後のさまざまなプランの中から、いちばん難易度の高い「都会に出る」を決行した。気候特異日で天気はいいし、元気な土曜日が本当に貴重なので、今日しかない！ 田園都市線で渋谷まで各駅停車（作業捗る）、明治通りを三年ぶりの Barbour に歩く。前回、家人のオイルドジャケットを買った時に、横で「マフラーめちゃかわいい…」と見ていたのが忘れられず三年。英国かぶれは持続していますし、獣毛最強という洞察を得て、買っていいよね。ちなみに英国ではスカーフと言います。ぜんぶチェック柄でどれもかわいく迷いまくり一本選ぶ。クリア！
そこから人混みの表参道を根津美術館まで歩くと東屋さんの東青山があります。途中で台湾パイナップルケーキ微熱山丘をみやげに。行列してた（都会…）。東屋さんには土鍋を買いに行った、これも長い。たぶん初めて見たのは十年近く前で、初見は東屋を知らなかった。世にも美しいんだ、東屋の土鍋は。十年前に惚れたのは石灰でしたが家人の「土鍋は黒」との意向を容れて黒飴になりました。人生初の土鍋。クリア！
日暮れた後のトーキョーを外苑西通りで新宿まで歩く。外苑前はオサレですね。路面の家具屋が並んでいる。「都会にしかない」ナチュラルローソンにしか用事がない。ワタリウムもスルー。千駄ヶ谷の八幡さんの商店街がすてきでした。よく歩いていると、「感じのいい道」がわかるようになってくる。車を通すとだいたいの道は死ぬ。シュリンクでとても一人前に足りないハイチのドライカレー食べて拝島ライナー（作業捗る）で帰る。
11/4日 昼に起きたら小雨である。前日の「文化の日」の特異日力に驚嘆する。東中神に出向くが目的地のリズボタニカは閉まっている。いつ無くなるかわからない店を偏愛する傾向があり、ひとまず日曜定休／オリジナルドメイン消滅、から閉業の可能性は半々。不景気だねぇ。と嘆きながら○決（まるひろ）さんの中華そばをいただく。たいへん美味しい。駅前のパーラーにも必ず寄る。歩いて風呂。数日前に今季のカカト割れが始まったのに容赦なく歩いている。いたわれよ。風呂を出ると夕方で、福生駅まで行く。福生駅には西友が付いている。ローカルな西友はデカくて空虚なもので、それはそれで味わいがある。自分が中学生でこれしかなかったら救われないけどな。大戸屋に行く予定を急に隣の謎の店に変更。謎看板がいつの間にかタイ料理になっている、謎…。タイ料理は昔あちこち食べ歩いたジャンルでちょっとうるさい。うまかった。ここは本当に西友の上なのか、レベルでうまい。買い物して帰り、本日のメインイベントはここからです。週末の課題筆頭はスカーフでも土鍋でもない、「毛布を出す」だ！ 昨シーズン仕舞った時はまだダイソンがなかった、今はある。セミダブル二枚の両面をダイソン振り回してかけたら腕が腱鞘炎か筋肉痛か、まったく弱い。ソージキでは毛布に付いた猫の毛は取れない…。コロコロも全面かける。コロコロが商品化されるまで、人類は毛布に付いた猫の毛とどうやって戦っていたのだろう、と思いを馳せるが想像できなかった。コロコロは偉大だ。毛布は去年と一昨年で ECOLA を買った（貧乏なので一年に一枚）。獣毛最強と思い知らせてくれた頼れる毛布。これなら築五十年木造平屋の冬が越せる。気密性の高い部屋にお住いの方には必要ないと思います。クリア！
というわけで、よく歩き週末やることリストがほとんど出来て達成感。掛け毛布で暖かく寝る。
読了：ティク・ナット・ハンの般若心経
かんじーざいぼーさつ、の般若心経は法事に参列すれば聞くことになりますよね。でもお経の意味知らないですよね。般若心経はお経のエース、日本で唱える漢訳が誰によるものかご存知ですか。玄 奘 ！ それおとぎ話（西遊記）の登場人物じゃないですか！ 大人になって法事で聞いて覚えたくて、解説書を手に取り放置すること数回、ついに全容を知った、ティク・ナット・ハン師の新解釈で。わかりやすくてやさしいんです。ティク・ナット・ハン師はいい人です。読むほど好きになるなぁ。次はどれを読もうかな（著作多数）。原題 “The Other Shore”。彼岸を英語でそう云うんですね。西洋仏教の面白さは、この 3D 感覚にある。日本語の語彙に多く含まれる仏教の言葉－外来語－を、英語で言われることに酩酊感がある。