メガネと台湾

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旅行記というカラフルな記事でないと書けなくなっているのである。基調は無職であり、たまに働くと余裕がない。今は働いている。七〜九月。派遣で短期仕事とか碌でもない。唾棄。仕事は黙ってまじめにやっています。
週末には歩く。近所を歩いたり、遠出したりする。先週末、土曜日に調布〜登戸、多摩川沿いを歩き、翌日続きで登戸〜二子玉川を歩いた。楽しい。その前は、メガネを新調した。とても目が悪いのでメガネは多大な出費になる。作ったのは十年以上ぶりだ。ずっとコンタクトレンズで、バックアップに好きでも嫌いでもないメガネを持っていた。旅先の滋賀で緊急避難的に作ったもの(2002)。それが猫に囓られたりしつつ、これだけ人生を伴ってくれたのだから感謝する。コンタクトレンズは、使い捨てのトゥルーアイがリコールを出し、世界的な供給不安定になって使わなくなってしまった。代替のモイストだかオアシスだか、気に入らない。トゥルーアイじゃないなら、いらないや。
という訳で、真っ当なメガネを作ることになった。次にメガネを作るなら、鯖江のものにしたかった。去年、鯖江のメガネ・ミュージアムにも行ったのである。情報通のトリオの先導で、町田の金子眼鏡店(URBAN SELECTION style eyes)に行ったらとてもいい! 即、二人ともフレームが決まる。こんなに簡単に決めていいのかと保留にして、次の日、丸の内のフラッグシップショップ FACIAL INDEX にも行ってみた。何だかディスプレイが気に入らなくて、ちゃんと見られない。悄然として去る。その日(7/1)は皇居東御苑を歩いて靖国通りから都バスで高田馬場に出て楽しかった。翌週、町田の店を再訪して作った。井戸多美男作 T420-9 パープルブラウン。レンズはニコンの両面非球面レンズ、これが高いのである。大満足の仕上がりです。

バリ島のことをずっと考えていて(もう一年半)、本をずいぶん集めた。半分以上、読んでいない、買うだけの消費的な読書。行けばいいのに、と思う。夢の中でまどろみ続けるような憧れ。それがいつの間にか、台湾にも広がった。台湾を身近に感じたのは、東日本大震災の義捐金を多く送ってくれたことへの感謝の念からであったように思う。自分は被災者ではないが、心意気に感じた。永川さんの World-Cruise で師大夜市を見たり、夜市はイェシーと読むとか、つたない知識がパラパラと積もる。Twitter にも行く人がいる。羨む。インドネシア語と北京語を浴びるように聞きたいな。一人で行ってもいいかな? 『週末台湾!』ってガイドブックを買ったのだ(まず本を買う)。行けるような気がする。

まだ給料が入らないのに、こないだちょっと暴発して本を五冊買った。『街場の文体論』を一気読みして脳が活性化したからである。ついに『1Q84』に着手し、伊丹十三の新潮文庫二冊目『女たちよ!』、なかなか進まない『深夜特急』2 巻がシリーズもの。山下マヌー全然好きじゃないのに、装丁が極めてラブリーな『スタイリッシュ・トラベラー』、微妙に集めている Gem Stone 『チェンマイに溺れる』が旅行もの。旅行と写真と書くために生きよう。
マクミニと新しくない iPad がモッサリなのと Wi-Fi が切れたのは何とかしないとなー。電波時計の腕時計もまだ買っていない。