春になる前は、「今年の夏は kombucha をメイソンジャーに入れて水筒にしよう」と絵空事を描いていたはず。その後、BRITA の浄水水筒 Fill & Go を見つけてしまい、「水はいい。いつでもどこでも補給できる」と悦に入っていたはずなのに、今は今年三本目の水筒に夢中です。どうしてこんな水筒が好きなのだろう。病気…？ その話。
メイソンジャーは軽いけどガラスなので持ち運びが不安で実働ゼロ。ストローを挿すので密閉性も低い。仕事場の机に置いたら変態すぎる。とかいう理由。BRITA Fill & Go は浄水フィルター付き。後で水「しか」入れられないことに気づいて愕然とする（バカですね）。という理由。理想の水筒はなかなか難しいものです。
いろいろ次々と熱中する性質で、今はファスティング（おしゃれぶった断食）をやりかけ。一日一食は社会生活ではなかなか困難ですが、それとセットのごぼう茶が気に入って、最初は手持ちのナルゲンボトル緑で水出ししていたのだけどビジュアルが美しくない。水入れたらキレイなんだけどね。元々はグリーンスムージーの時に知った。緑のドロドロしたものを入れるのには適していた、緑のボトル。あと蓋付けたままで洗う時に軽くてコケるのが細かくストレスでした。理想の水筒はなかなか難しいものです。
冬はマホービンで普洱茶など出します。夏は常温の飲み物が欲しい。夏にマホービンは重苦しいのです（うるさい奴だなぁ）。最愛のマホービン、もう何年だろう？ Klean Kanteen を見に行ってみると、そもそもオリジナルはプレーンなステンレスボトルで常温なのだった。その中のプレミアムな Klean Kanteen Reflect（注意：Amazon は現在、定価販売ではありません。リンクは公式） が今年三本目の水筒です。美しいし、水出し（ティーバッグの出し入れ）できるし、細く見える口からボトルスポンジがスッと入り隅々まで洗える。ここ重要な。最初、金属臭が気になったので酸素系漂白剤に熱湯を注いで（発泡！）脱臭。そういうこともできるからステンレスはいい。付いていたタグが感動的で、「生涯に渡って使っていただけるボトル」と。志が異常に高いメーカーなのです。生涯…。
以下、水筒履歴を振り返って反省する。
前史：キャラ水筒
※こういうの。画像は借り物です。これはかわいいね。
幼稚園の遠足から持たせてもらった水筒は、かぼそい小児には重くて重くて、中まで洗えないので麦茶が臭くて大嫌いだった。キャラも好きなのじゃなかったような（好きなものは買ってもらえない）、全体として悲しい記憶。
alfi：マホービン
←これは長いこと憧れて、今はなき池袋イルムスで買った。非常に美しく、脆く、当たり傷が付いた。クラシックな構造のマホービンなので容量の割にデカイ。等の理由でほとんど持ち歩かず、自宅の宝物となっていましたが（美しいんだもの）、この前の冬、サニーさんの自宅用お湯差しとして現役復帰。ステンレスのものは何年経っても洗うと即、元の姿に返るので好きです。alfi は卓上マホービンも完璧に美しく、長年憧れているけど、いつ・どこで使うのかという自問自答に答えられず購入に至っていない。これ→
スターバックス：クリエイトユアタンブラー
これが病の始まりだった気がする。マイタンブラー流行の嵐が吹き荒れた頃。スタバ好きじゃないのに。今は持つ人が減りました。プラなのでまったく気に入らず、もう一つ、ステンレスのタンブラーも買った。二つとも水漏れして難儀した。メリケン品質。
ナルゲンボトル緑
前述の通り、グリーンスムージーのためにまず 1L を導入。半蔵門の頃だよ、何年前だろう。三年？ のち、ついでに同じ緑の 500ml も買った。歩く時の給水に使った。石井スポーツとか好日山荘とかアウトドアショップが充実しています。メリケンセンスの変な色ばっかり。決して水漏れしない信頼感はすばらしい。プラ臭ゼロでプラだから軽いけど、プラだから…。
THERMOS：真空断熱タンブラー 320ml
サーモスらしからぬ美しさのマホービン構造のタンブラー。仕事場でしばらく使いまして、確かに冷めないんだけど合う蓋がない（やや緩いプリングルスの蓋を乗せてましたが）という致命的な欠点の前に敗北した。あと足が細く、若干安定感に不安が。仕事場で使うには危険を感じた。自宅用としては良いものだと思う。でもうちではティーマのマグカップしか使わないし。
メイソンジャー：レッドネックガズラー
おしゃれであることに疑念の余地はない。ジュース入れたら色がキレイでしょうね。蓋にストロー通す穴開けただけで値段が倍になるマジックがかかっています。
BRITA Fill & Go
これが「水しか入れられない」水筒です。姿はまあまあよろしいです。水道水が汲めれば公園でも補給できる点がすばらしい。BRITA なので味もそれなりによい。
Klean Kanteen Steel Pint
すみません、Reflect と一緒にこれにも恋してしまいました。最近、喫煙復帰してコーヒー付き有料喫煙所（エクセルシオールとかですな）に入るので、またマイタンブラーの夢を見たくなった…。20 円引きを何杯買えば元が取れるのかね…。そんな細かい計算は苦手なので気を取り直して、美しいです。イデア的なタンブラー。Klean Kanteen には確かに天才デザイナーがいる。余談ですが自分が絶賛の言葉としてよく用いる「イデア的」とは、そのまま訳して変性した「理想的」の日本語の「望み」のニュアンスは含まず、「概念がそのまま形になったような」の意で使っております。プラトン。