夏旅・東海(18 きっぷ)

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風邪引き+口内炎で旅行してきた!
というか、二月に四万温泉に行って記録的豪雪で帰れなくなったのと五月の墓参+四国が書けてない! だからこそ帰ってすぐ書く試み。今回は写真ゼロだ。写真はけっこうヒビの妨げかも知れない。読み込んでー、現像してー、選んでフリッカに上げてからのヒビ書きという流れに滞りがあるのでは。

7/25(金) 朝 6 時、始発のバスで出立。けっこう混んでいるものです。中央線>神田で山手線に乗り換え>品川。朝食を調達するのに、品川にもおにぎり屋があるようなのですが、駅でかいし。知らないし品川駅。持ち時間 5 分では NEWDAYS おにぎりが関の山であった。最近、NEWDAYS で朝の茶事(伊藤園の JR 東日本プライベートブランドのペットボトル茶)の扱いが小さくて困る。もっと自信を持て!>JR 東日本。東海道線に乗り込むホームで Suica に普通車グリーン券を仕込むんだぜ。グリーン車ならゆったり朝ごはんが食べられますし快適です。熱海まで¥980。熱海で乗り継ぎ、静岡で降りる。駅から遠く駿府城の堀を半周してその先の大やきいもまで歩く。暑いよ。大やきいもはすてきな店でした。ちょっと怖いオババまでが味。串に刺された静岡おでんをたらふく喰らう。かき氷、大学芋も。少し暗い店内から外を見る、明るすぎる夏のコントラスト。夏! 夏休み! 出足からすっかりふやけて、駅まで歩いて戻るのかー、とか泣き言を言っていると、バス停があって駅に戻れる。しかも乗ってみたら Suica が使える。これは便利。本当に便利ですよ…! 世界は FeliCa に征服されてしまえ。後で GPS 見ると駿府城を一周する感じで、市役所と葵区役所が一体化している建物前で降りる。そうか、静岡市葵区は葵の御紋で堂々たる中心地なのであった。喫茶ポプラでフルーツサンド! 久々の本気フルーツサンド。静岡終了、東海道線。浜松で降りる。浜松はあまり見所に巡り会えず去る。浜名湖はデカイ。次は豊橋。駅から市電に乗り、市役所前で降りて戻った角に三愛。よしずが掛けられた風情な喫茶店でホットケーキをいただくとこれがまた本気ですばらしい。バターホットケーキ最高でした。甘党トキワは高級な駄菓子屋、という印象。夏の夕暮れ、子供を連れて行くとよい。水上マーケットを見学、だが水は完全に封じられて、知らなければただの細長い建物(かなりいかがわしい)であろう。地図で見ると川の上に建っているのがわかる。東海道線、名古屋を通りすぎると帰宅ラッシュになり電車が混み合う。岐阜に降り立つ。岐阜のスケール感はおかしい。駅前の広大な広場に黄金の信長公が屹立している。急いで 19 時過ぎに茶屋赤鰐に駆けつけたものの、無情の営業終了(店の中は客でいっぱい)。かき氷の日ということで期待していたけど空振った。ガッカリ。かき氷の有名店はほんと面倒くさい。遥か彼方に続く商店街が柳ケ瀬ブルースの柳ケ瀬である。デカすぎる。洋食屋で陶板みそカツ定食をいただくが、食うたびに名古屋の赤味噌は濃くて口に合わぬ(関西人)。はるばると駅まで戻る途中に金神社。東海の人は「金」という概念が好きじゃの。駅前すぐに繊維街という巨大な闇がある。商店街の電気が消えてゴーストタウンのような。岐阜いろいろおかしいわ。宿はコンフォートホテル。今回からの新兵器、パウダー石けんシャンプーが大活躍。洗濯も出来る! カズのタオル(coolcore)を一日中活用していたので。

7/26(土) 7 時にホテル出る。大垣に行って、支線を二駅ばかり終点まで折り返し。後で地図を見たら、岐阜と大垣の間に揖斐川と長良川があるのだった。ぜんぜん気づかないで通り過ぎた粗忽な旅人。大垣散策、開いてたらラッキーくらいの期待度で訪れた喫茶ナポリはすばらしい佇まいだったが閉まっていた。朝 8:30 くらいかな。ハラヘリ…、と呟きながら難民化。大垣にも城があった。商店街のこだわりすぎが侘しい喫茶店でモーニングにありつく。大通りのアーケードの対岸のひさしの上が迫力の古さである。大通りで開けているので見えるのである。駅前の和菓子屋も金を冠する店名であった。行列して大垣名物水まんじゅうを購い、電車で即食う。岐阜に戻り多治見に向かい(寝てた)、私鉄に乗り換えて尾張瀬戸に到着。ここのアーケードは小さくてまだ生きていて何ともかわいらしい。その先の深川神社の参道に地下商店街がある。うなぎの田代を予約、一時間半待ち。上等である。深川神社は、ちょうど夏の神社で、緑濃く、蟬の脱け殻などちりばめた好印象。というか、瀬戸はどこも感じがよかった。奥に進んでカスタードショップウオコー。水が傷んだ臭いがするスナック居抜きの困った店だが、ご店主のホスピタリティすばらしい。かつ、カスタードプリンがうまい。もう一本のアーケード商店街も拝見して、瀬戸蔵セラミックプラザを素見しに伺う。イッタラと東屋しか持たないという偏った人間には見る目がないが、奥の置物の狛犬と恋に落ちる。アパートのどこに置くのか悩みながら田代に戻って鰻丼・上!

田代のご主人の物凄い働きぶりをカウンターから拝見しました。樽から鰻を掴み出す、目打ちする、腹で割いて開く、背骨を削ぐ、肝を抜く、半分にぶつ切り、串を三本打つ、炭火で焼く、団扇で火力を上げる、タレにつけながら焼き上げる、のエンドレスです。その野蛮さにこちらの血が沸騰するような

狛犬はやっぱり戻って連れて帰った。瀬戸物にお金を遣いたかったので。名鉄で栄町、地下鉄で名古屋、地下街の構造に迷いながらコンパルのエビフリャーサンドウィッチ(大変うまかった)、覚王山 吉芋の花火(芋けんぴ)、人の多さに辟易とし、新幹線側(西)に退避して喫茶店を探すがどこも満席である。駅の西側のガラの悪い地帯のコメダでクリームコーヒー。名古屋なのでコメダに行ってもいい。完全に同じ味だった。さっさとみやげを買って中の待合いで時間調整、ぷらっとこだまで帰る。ぷらっとこだまは皆さんの予想の斜め上に混んでいるのですよ。