青森新幹線で行く青森の旅

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12/11 2010-12-04 に開業した青森新幹線に乗りにいく。切符は、初めて、びゅうの旅行プランで用意した。途中下車前途無効(帰りも)という恐ろしい切符だが、安い。朝七時にうちを出る。中央線が少し遅れてヒヤヒヤした。8:28 はやて 17 号。朝食はサンドイッチ。はやてには、秋田新幹線こまちが連結されている。盛岡で分かれるシステム。新青森 11:56 着。雪はない、小雨。新青森→青森は奥羽本線。ちょっと道を間違えて大回りして、埼玉屋食堂という小さな食堂に入る。生うに丼¥1,500、美味かった。生たらこ煮付なんかもよい。雨が強くなる。傘を差して青森市街観光。工藤パンであれこれ買う。喫茶マロンで休憩。えらく繁盛している。寒い日に暖かい喫茶店に集うんだな、北国では。海際に建つ変な建物(三角形)アスパムに入る。一階、二階と、物産で客も多い。青森ヒバのまな板と箸を買った。パムパムアップルというアップルパイ。ホットアップルサイダー。リンゴ天国。市内循環のバスを待つが、全然来ないので不安になって電話したら、休日は市内の渋滞で三十分以上遅れるのだと言う。時刻表の意味なし。やっと来た右回りのねぶたん号は、立派な箱物や巨大商業施設(ヨーカドー、ツタヤ、ケーズ電機コジマ洋服の青山ユニクロ)を巡りつつ、目的地の県立美術館前に 16:25。美術館、五時までだよ! 受付で、30 分ですがよろしいですか?と確認され、荷物を預け、小走り。建物自体が真っ白な、アートな美術館である。入ってまず巨大な部屋に巨大なシャガールから始まり、順路がわかりにくい造りになっている。寺山修司の部屋は見世物小屋。ちょっと驚いた。青森県立美術館の目的は、小島一郎の写真である。最後にどっさりあった。それだけでも来た甲斐があった。スタンプを見つけてモレスキンに押す。スタンプは楽しい。ミュージアムショップは時間切れで行けない。小島一郎のポストカードとかあったら、買いたかった…。そして美術館を出ると、暮れて真っ暗で雨で、どうやって帰ろうか?と道路に出てバス停にいるとすぐ、来るはずのないねぶたん号が来た。遅れて来たのである。遅れて申し訳ありませんと車掌さんは言うが、五分も待っていない。バスの終点の新青森から青森への電車もすぐ乗れた。運がよかった。歩いてアスパムに戻り、みちのく料理西むらで夕食。ほたて刺とじゃっぱ汁定食。大したことない。観光客向けの店だ。展望レストラン、海は真っ暗。ホテルに投宿した後、もう一度夜の散策に出かける。大通りの本屋、成田本店の棚が素晴らしい。骨太な文化の香りがした。mk が津軽ゆかりの本を二冊購入。コンビニに、シャイニーのリンゴジュースが置いていない。二軒回って、駅まで行って、NEWDAYS にあった。シャイニーのリンゴジュースはまじで美味いので青森に行ったら必ず飲んで下さい。ねぶたの缶です。商店街の入口のおしゃれ民芸店で竹カゴを買った。 mk は裂織りのペンケース。ホテルに戻って楽しいモレスキン時間。旅先では書くことがたくさんある。



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12/12 朝早く出かけると、軽く積雪していた。八戸に向かう電車に乗る。昨日買っておいた工藤パンで朝食。我々の旅は、六時過ぎにチェックアウトしたりするので、めったにホテルの朝食を食べないです。八戸まで、うとうとする。寝るのはもったいないけれど、電車の居住環境が眠りを誘うのです。陸奥湊は、港町。いい具合に何もない所だった。ぶらぶら観光しながら歩き、バスで本八戸。市役所のそばの喫茶ぽんが営業していた。まだ昼食には早い時間だけれど、ぜひとも食べたかったハムライスをいただいた。手料理、暖かく、うまい。本八戸観光のラストは八戸マノン(ヌード劇場)の建物。線路の向こうのスーパーで地のものを探して、チキンカツと餅。駅には駄菓子屋が進化したみやげ物屋があった。ハライッパイで、ぼーと 40 分待ち。12:28 八戸線→八戸乗り換え→青森へ戻った。ロングシート、暖房ガンガンでほとんど寝ていた。粉雪の舞う青森市森林博物館は、映画・八甲田山の軍部の建物。中は主に林業の資料館で、生活道具、切り株、ついでに八甲田山と鳥類の剥製など。横に材木を運んだ小型の電車、森林鉄道が保存されていた。次は青函連絡船、八甲田丸である。外は古びて寂しげな船なんだけれど、これが素晴らしい。当時のグリーン席に座れたり、船長室にマネキン(船長)がいたり、船腹に降りると!電車が入っています!! 楽しかった。楽しすぎて、ハムライスから何も食べていなくて空腹だけれど、新青森に向かう時間になってしまった。青森駅で、コインロッカーの荷物を出して、駅弁は売り切れ、記念にリンゴを一つ買って、新青森へ。新青森駅は新しくてきれいで賑わっている。1F でみやげを見て、駅弁が目の前で売り切れていく時刻。時間はあるのに、慌てて駅蕎麦(天玉うどん)を食べる。17:33 はやて 38号に乗車して、車内販売に、駅弁ないですかと聞いてみると、売り切れです。途中の駅で積み込んだら持ってきて下さいと頼んだところ、すぐ、八戸駅で積んだ駅弁(八戸小唄寿司)が来た。助かった。20 時、郡山あたりで食べた。新幹線は堂々と走る。大宮から遠いんだけどね。