ブックライトは密かな愉しみ

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仕切りのない一部屋の部屋で、もちろん広くない部屋で、ずっとテレビがついている。夜寝る時もついている。ヨーロッパ・サッカーの中継で、民放のバラエティより静かだろうけれど、それでもテレビのついた部屋で、読んだり書いたりは難しい。Mac で書きものをする時はヘッドフォンをしている。寝転んでいる時は、耳栓をする。寝転んでいる時、書くのはモレスキン。もう一つの問題は光源で、そのために、書くために、ブックライト(Zelco MAX-5)を買った。本の背表紙に挟んで使うようクリップがついているが、枕元で、動かないので、自立させて点けている。小さくコンパクトに自分の手許だけを照らすライト。贅沢品だ。書けるし、読める。想像以上に、寝る前の少しの時間の様相が変わった。
昔、ベッドサイドライトを持っていて(ヤマギワで買った)、壊してしまった。それが Zelco のものだったような気がしている。似ているから。名前も忘れかけていた旧友に、急に再会したようだ。