パーフェクトなカバン

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モレスキンを新大阪駅で買ってから二週間ほど経った。書き込むことも楽しいが、その前にモレスキン本が楽しい。夢が広がる。人生が明るくなるような幻想。黒い手帖に綴じられたヒビ。
道具に凝るのも手帳道楽の愉しみである。機能的で美しいものを。ずっと前に見て、忘れられなかった Lim Bookmark Sleeve(rethink)を最初に買った。ノートにはさむ栞で、ペン挿しで、ポケットになっている。ゴムで留める。書くなら、最高の道具で書かなければならない。ペンは LAMY 2000 のボールペン。数年前にギフトでもらった。Lim Bookmark Sleeve ともよく馴染む。
紐の栞の先にチャームを付けて、先がほつれないようマニキュアで留める。チャームはラピスラズリ。幸福の青い石。
それだけのことで自分のノートに愛着が湧く。いつも手許に置き、こまごまと書きつける。二週間で 40P ほど。
特別な時間には万年筆を用意した。定番化した白い Safari を買った。万年筆は三本目。今回は鉄ペンだし、カートリッジでカジュアルに使う。LAMY のインク、ブルーかブルーブラックか、迷うのも楽しい。まだ「特別な時間」なるものが作れていないけれど。
それからもちろん文具も、落ち着いた色のマーカーや、日付スタンプなど。Suica のペンギンのスタンプセットも買った。一式、文具カバンに入っている。文具には iPad も含まれる。こんな完ペキなカバンを作って、何をするつもりなのだろう…。
City Notebook に憧れて、京都を買った。アムステルダムにも、コペンハーゲンにも行ってみたい。

今の懸案は、来年のスケジュール帳をどうするかということだ。モレスキンで揃えてしまうか、ほぼ日手帳を継続するか。ほぼ日手帳は、目当てのカバー(マキノのカモフラ)が 10/1 に発売になる。かっこいいので欲しいのだけど、開かない使わないんだよね、スケジュール帳として。重くて大げさなんだ。モレスキンは軽快だ。それでいて堅牢だ。悩ましい。

molebon