奥羽 2010-07-23〜25

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7/23 秘湯に来た。ここは乳頭温泉郷の黒湯温泉。建物が黒いだけで湯は乳白色です。秘湯は清々しく圏外なだけでなく、今回は部屋に電源がない、テレビもない。後で廊下の電源から iPhone 二台の充電させてもらわないと。
夏! 18 きっぷの季節到来。始発のバスで調布、新宿から埼京線で大宮。MAX やまびこで仙台。18 きっぷの旅に新幹線や特急を混ぜることをドーピングと呼んでいます(うち用語)。18 きっぷの旅は、とても楽しいけれど、どうしても連絡が悪くて目的地への到着が遅くなる場合、前倒しで使う技。仙台からトコトコ東北本線。小牛田(こごた)、一ノ関、で乗り換え、盛岡。昼飯どき。駅ビルの向かいの東屋というわんこそば屋で、丼とふつうの蕎麦を食べる。うまかった。背後の座敷ではどんどんわんこそばしていた。あれをやるガッツはない…(チキン)。蕎麦はいいなぁ。
盛岡から田沢湖線で田沢湖。田沢湖駅からバスで小一時間、終点の乳頭温泉郷からさらに送迎という、秘湯にもほどがある秘湯は、到着時間がよかったらしく、風呂貸し切り!で堪能した。メインの露天は混浴なのだが、行けない(チキン)。食堂の脇の休憩所に、つげ義春の黒湯温泉紀行が貼ってあった。食後、裏山の川まで散歩に行ったら、川向こう、もう一段奥まった孫六温泉が現われ出た。どれだけ不便でも温泉宿を作る熱意に恐れ入る。硫黄の匂い。
7/24 夕食も朝食もすこぶる普通の御膳。あれだけ山奥で普通の御膳をしつらえることはどれほど大変なことだろう。朝、八時半にバス停まで送ってもらう。田沢湖の遊覧船に乗りたかったんだけれど、激しい雨で断念する。何だったんだ、あの朝の大雨は。田沢湖駅から秋田新幹線こまち。大曲(おおまがり)で途中下車。大曲は花火の町。商店街のおしゃれショップで出会いがしらの皿を購う。帰って調べたら鎌倉在住の陶芸家の品だった。逆輸入してしまった。すごくいいカゴがあって、聞いたら、それも東京の問屋のものだと言っていた。大曲の次は横手。横手は焼そばとかまくらの町。焼そばは駅からすぐの七兵衛でいただいた。プリンも付けた。横手はけっこう時間があって、川まで歩き、アイスドリアン買い食い。横手の次は院内。無人駅、なーんにもない。駅舎の大半が「院内銀山異人館」で、説明をしてもらう。寂れた鉱山はもう森に覆われている。そこまでは遠くて行けないのだけれど、無料のレンタサイクルで少し走る。気持ちのいい田舎だった。院内>新庄>山形。車窓が素晴らしい。新庄の乗り換えでサイフを座席に取り残すというミステイク。危なかった。山形は駅舎がとても立派な都会だった。WiMAX の電波も立つ。駅からすぐのコンフォートホテルが、ビジネスホテルとして最高級のサービスを提供していた。もう少し先の郷土料理の居酒屋で、だし豆腐など地のものをいただく。うまかった。
7/25 朝、山形の散策。白露ふうき豆がとても美味だが、買いすぎた。米沢牛が食べたい、は自分リクエスト。米沢は、18 きっぷで行くには不便な駅だった。昼前のべこやダイニングには続々と客が来る。店を出ると人通りの少ない駅前なのにな。峠の力餅米沢支店でおやつを買う。米沢から帰路である。米沢>郡山>黒磯(東北本線)。この路線が一番混み合っていた。黒磯から快速ラビットの普通グリーン車に乗る。これはラクだ。磁気切符を買ったけれども、次は Suica にグリーン券情報を入れる、のをやってみたい。古河(こが)で湘南新宿ラインに乗り換え。引き続き普通グリーン車。新宿 19:15。帰って写真を取り込むと(わずか 21 枚)、ゴミが写り込んでいてテンションだだ下り。シグマに送った!



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