清澄白河の地上に出ると雨だった。清澄庭園の横の取り残された建物を眺めながら南下する。川を渡る。深川である。門前仲町のカフェ東亜サプライで喫茶。シナモントーストを食べる。深川不動尊にお参り。思わず柏手を打ってしまうが、不動尊は寺であった。参道でどら焼きを買い、甘酒を飲むが、大したことがなくてがっかりだ。川沿いの飲み屋街は閉まっている、雨だし寂しい。その中に突然、土屋鞄のランドセル店が現れ、親子連れで局地的に賑わっていた。予定していた洋食屋も閉まっていた。また川を渡る、ここらの川は繋がっているのだろう、堀か運河のようにしんと暗く深い川である。ホームベーカリー横田も閉まっている。牡丹三丁目辺りで食べログして喫茶。クロワッサンのサンドウィッチを食べる。木場駅の横を過ぎ、洲崎パラダイスに入る。道が必要以上に広い。三車線、四車線ある。大賀は日本共産党の事務所になっていた。謎。こじんまりとした洲崎神社で散歩は終了。木場から新橋行きの都バスに乗る。いやになるほど混んでいる。子連れが座席を占拠していると疲労感が増す。うるさい。バスは豊洲と晴海を通った。埋め立て地のスケールはちょっと人間を超えていると思う。バスは混んでいるし、運転は乱暴だし、雨だし、ぐだぐだした気分で乗っている。豊洲で子連れが降りて座れた。勝鬨橋を渡り、築地市場を左手に見た。歌舞伎座の前を通り、大半の乗客は銀座四丁目で降りた。銀座からすぐに新橋だった。新橋も日曜日は店、というかビルごと閉まっている。高架下の立喰い蕎麦ポンヌッフは健在であった。えらいなぁ…。内幸町に勤めていた時、少し足を伸ばせば新橋だったのだけれど、店をよく覚えていない、それ以前に開いていないが。とても高価でぜいたくなランチだった中華の新橋亭に入った。圧倒的に正統派の中華であった。フカヒレの姿煮丼を食べた。そこから、雨の中、ぶらぶら有楽町方面に歩く。懐かしいので楽しい。丸善とかなくなっていたような。もう一度、日比谷で喫茶して（意味もなく銀座価格だった）、有楽町から JR、東京駅地下で駅弁（新発田のえび千両ちらしウマー）を調達し、武蔵境に着くと豪雨であった。タクシーに乗った。途中で御神輿が。豪気だなぁ。
