好ましい下町、住みたい

on

焼きめし部を結成したい。
昨日は三ノ輪〜上野を歩いた。こういう町歩きプランは全て mk の企画。先に言っておくが、iPhone のマップ最強。超便利。D905i のアプリの Google Map と何かが違う、使いやすい。画面大きいしなー。
午前中は病院。終わる頃に mk と連絡を取り合って、駅で会う。さまざまなルートがあるが、どれにするか?と問われて、都電荒川線に乗るルートを選択。都電荒川線に乗るルートも二つあるが、どちらにするか?と言うので、副都心線に乗る方にする。よくわかっていない。
副都心線で雑司ヶ谷、駅を出ると都電荒川線が走っている。鬼子母神前だっけな? 都電荒川線は人の乗り降りが激しい、賑やかな路面電車だった。終点の三ノ輪まで。のんびり行く電車なので時間はかかる。最後は寝ていた。
三ノ輪はいきなり雰囲気のいかした駅だった。商店街がよい。店頭で炭火でうなぎを焼いていたり。駅から少し離れた寺に行く。でかい金の仏像が建っている…。全体的に散漫な寺だった。三ノ輪のメインイベントは、取り壊し寸前で残っている同潤会三ノ輪アパートだった。さすがに迫力のある建物である。この辺りは町並みがとてもよい。古い店はもうやっていないのだろうけれど、寂れ方に味がある。山谷を通る。こういう処は素見しで行ってはいけないという良識はあるが、本物だった、怖かった。道路で寝るのを「寝込み」というらしい。当たり前だがドヤだらけである。一泊¥2,300 とか。ドキドキしながら二度目の休憩、バッハ。一転して教育の行き届いた店員さんの所作が気持ちのいい正統派の喫茶店であった。わけのわからない町だ…。そしてもう一つの華麗なる目的地は、これも取り壊し待ちの廿世紀浴場。西洋風の銭湯だったんだそうだ。さらに進むと、そこは吉原大門。あれが見返り柳、と教わりつつ、適当に角を曲がると、でかいソープが二十軒くらい並んでいて、壮観。軽く客引きされた…。そのすぐ近くには樋口一葉ゆかりのあれこれ。次々と繰り出されるイベントに目が回りそうである。不思議なのは、道が広いのに車があまり通らなくて、とても歩きやすい。人口密度が低いのかな? それとも隅田川花火大会に出払っていたのかな?
三度目の喫茶はイワムラ珈琲店、隣のヤスリヤがポイント。iPhone のカメラもガンガン使って行きたい。そしてもう少し歩くと、もう一つの同潤会アパートが。上野下アパート。こちらは人が住んでいる。うらやましい。その後もすてきな町並みが続き、上野駅に着いて、ごはんを食べて帰った。よく歩いた。

Flickr Photo Set by mk : sitaya
http://www.flickr.com/photos/18210333@N04/sets/72157606384545447/detail/