生駒ディープ

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5/16 神戸は鵯越墓園への墓参は二度目。今年も義父が連れて行って下さる。季節のいいこの頃に関西に行くのは、ちょっと楽しい。日帰りの義父と新神戸で別れ、市営地下鉄で三宮、JR 新快速で大阪、そして大阪環状線外回り。何年ぶりだ! 大阪城公園駅から大阪城が見えてちょっとうれしい。次の次の玉造は弟の高校のあった駅で、一度か二度降りたことがある。その次の鶴橋で近鉄奈良線に乗り換え。ここから先は乗ったことも降りたこともない。何という関西人だ。生駒で降りる。ケーブルカーに乗る。生駒ケーブルカーは日本最初のケーブルカーです。がらんとした観光生駒・聖天通りから石段を登り、宝山寺。「生駒の聖天さん」と言えば、獄門島(横溝正史・市川崑)の草笛光子、「いーこーまーのしょーてんさんもー、かーわーちーのしょーてんさんもー」の、その聖天さんである。入山料を取らない寺には本気の信者が通っていた。観光地ではないかも。現世利益の祈祷の寺だった。断食道場も含め、ソウル・ディープな山。何かの結界でもあるのだろうか、大阪と奈良の境に。山に寺があると登るのが楽だ。生駒市街を見下ろす眺めがよかった。ケーブルカーで下山し、「十三やきもち」を求め、ツバメが飛び交う駅ビル?の Hot Boy で喫茶。ほかにはメルヘンとハーフムーンという喫茶店がありました。
近鉄生駒線、王寺で乗り換え、法隆寺。時間が早いのでバスで法起寺の方に行ってみる。辺りは広々とした畑で、遠くから法起寺の塔が見える。いい散歩道だった。ちょうど日没で、法隆寺は夢殿の前の古い宿、大黒屋に投宿。お婆さんが一人で切り盛りしていらっしゃる。食事は豪華な家庭料理で、関西の味はやはり懐かしい。おいしいかおいしくないか、好きか嫌いか、とは別問題で、懐かしいのであった。一服して、地図を片手にコンビニは、なくなっていた。またか! 近くに別のセブンがあって助かる。その向かいに「コメダ珈琲店」というファミレスみたいな店があったのでカフェイン補給。聞いたことのないチェーン店で、名古屋資本らしい。
旅をするといつも、テレビはミュージック・ステーションである。タモリ。
カバンを開けると、いちご洪水が発生していた。お供え物を宿で食べようと運んでいたのだが、ビニール袋に穴が空いていた。何もかも甘い匂いだ!
涼しいので窓を開けていたら蚊が入ってしまった。mk はそれであまり眠れない。