小樽の一日

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2/28 カメラの撮影音に目が覚める。ほとんど寝ていない mk が朝日を撮っていた。朝六時。もう北海道の雪景色である。社台ファームの横を通った。馬がいた。食堂車は 6:30 より営業。少し待って豪華な朝食(¥1,600)を食べる。魚がおいしかった。部屋に帰ってちょっと寝る。札幌着は 9:18。降りると、機関車が雪まみれで猛々しく雄々しかった。さようなら、ブルートレイン。すぐ乗り換えて小樽に向かう。40 分ほど。小樽の天気予報は暴風雪で、恐れていたが、晴れていた。ここから mk の周到なプランが開始される(道順付き)。電気館通りは、アーケード商店街なのに、道に積雪している。どういうことだ。ここはあとでまた来るので通り抜け、稲穂小学校を経由して、花園街に進む。背の高さくらい雪が積んである。雪かきを諦めたのか、完全に雪に封鎖されている細い通りもあった。注意深く歩く。地図を片手に、細かくぐるぐる歩く。写真撮りまくり。うきよみらくセンターって、何語? 館で喫茶の後、直前まで実行が危ぶまれていた水天宮の丘に登ってみる。大した高さではないのだけれど、ほとんど踏まれていないけもの道で怖い。登った。視界に海が開ける。雪道は登りより下りが怖い。びびりながら必死で下った。転ばなかった。丘を下るとそこは突然観光地だった。オルゴールを街頭に流すのは何のメルヘンなんだろうな(小樽オルゴール堂)。その辺りでタクシーを拾う予定だったが、来ない。ずるずる歩いてバスターミナルまで来る。バスの系統がよくわからない。行きたい方面のバスにどこで乗れるのかわからない。外に出るとそれが来た。ちょうど雪が降っていて、雪の中を走って乗った。混んでいた。手宮の千成寿司で昼食。小樽で寿司!が憧れだった。アワビやウニやカニの寿司。凄い勢いで食べて、次は小樽市総合博物館。雪が積もっていて何だかわからないが、外に蒸気機関車やブルーシートをかけた電車が展示してある。古いものである(程度の認識)。渋い。建物の中にも蒸気機関車と一等客室があった。「入場券に今日の日付を刻印する機械」を自分でやれた。誕生日なのでうれしい。手宮線跡というものがあるらしいのだが、全面的に雪に埋もれている。ところどころ、信号機などが見える。それから、旧日本郵船小樽支店の壮麗な建物の中を観覧。財閥!三菱!って感じの華麗さで、よかった。船の模型が立派だったなぁ。すぐそばで和室喫茶。運河を下る。北海製缶工場など立派であった。さっきのバスターミナルまで戻るとそこはやっぱり観光地で、人力車などがいた。運河は凍っていた。駅の方に坂を上る。午前中通り抜けた商店街に戻り、アイスクリームパーラー美園でモカソフトをいただく。ウマー! 北海道の乳製品は何と美味であろうか。ハーゲンダッツのこってりした味よりも、さっぱりと、生乳そのものがおいしいのだろう。自宅に送りたかった。セイコーマートというコンビニでやきそば弁当とリボンナポリンを購入、駅に戻る。時間通りである。完璧な計画行動。17:34 快速エアポートで 30 分ほどで札幌。札幌滞在時間は一時間二十分、駅周辺で買い物をする。佐藤水産本店の海鮮おにぎりは売り切れで残念。夕食に炙りさんまの棒寿司と誕生日ケーキのスイートオーケストラを買う。おみやげ店でまりもっこりのかわいくなさに愕然とする。キモカワイイという感覚が理解できません…。19:22 特急スーパー北斗 22 号。電光掲示板の天気予報で、「雪時々止む」というのが流れた。時々止むのか、なるほどな。スイートオーケストラは凍っていた。車内が暑いのでどんどん溶ける。溶かしながら食べる。雪印パーラーに行きたかったな…(下調べ不足)。少し寝たかな、22:42 の予定が少し遅れて函館着。宿はホテルキクヤ。広い部屋を用意してもらったが、くつろぐ間もなく寝る。午前三時、喉が渇いて目が覚める。一人でフロント横の自販機まで行って水を買った。暑くてやばかった。寝直すが、朝起きてから、暖房が強だったことが発覚した。