「プライベート・ライアン」を観た

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WOWOW で戦争映画特集をやっていて、「プライベート・ライアン」を観た。身体の芯に共鳴振動がズーンと響くような映画だ。気軽な感動とは違うし、重いのとも違う。
冒頭のノルマンディー上陸大作戦、D-DAY の描写が凄まじい、との風評は聞いたことがあった。凄かった。あれだけでもう戦争はいけない、と痛切に思う。
トム・ハンクスが主役であることも、何故か知っていた。トム・ハンクスはあまり好きでない。「いい人」役ばっかりで、そのくせ、アゴ割れてるから。しかし、トム・ハンクスはライアン二等兵ではなかった。初めてトム・ハンクスを評価する。
あのドイツ人を殺しておけば…!などと、話に介入したくなるのも、よく出来た物語の特徴である。ともあれ、小学五年生になったら「プライベート・ライアン」鑑賞は義務付け。通過儀礼。「戦争は絶対にいけないと思います」とかいう紋切り感想文は禁止。できれば子供心に阿鼻叫喚の恐怖心を植え付けることが目的。上映した体育館に子供の泣きわめき声が響き渡ることが望ましい。

変な顔の神懸かり狙撃手が好きでしたよ…。