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2004年09月 アーカイブ

2004年09月02日

神かくし

山岸凉子に津山三十人殺しを題材にした作品があるというので、突然、探しに走った。初版が平成十年と中途半端に古い本は紀伊國屋書店の担当。高島屋の奥の店は(当然昨日から)ハリー・ポッター祭り開催中だった。検索システムで、新宿本店になら在庫があるという。高島屋まででもずいぶん歩いているのに、さらに足を伸ばした。意地になった。本館(ハリポタ祭り開催中)に入って店内案内図を見ると、マンガは別館だった。別館に向かうと、マンガ文庫のコーナーは狭い、どちらかというと高島屋の店の方が広くて整理されている。見つけられない。そんな馬鹿な話があるか、と、本館に戻って検索システムを探す。すると確かに別館の、今見てきた棚に置いてあると出た。むきー! 再び別館へ。エレベーターを降りた正面の棚から、目に飛び込んできた。何故一度で見つけられなかったのか謎。という経緯で二時間ほどかかって執念で入手しました。話は戻るがハリポタ、会社の同僚(十才以上年下の若者)に勧められてしまったぞ。勧められた本は無条件で読むことにしているのだが、うーむ、ハリポタか…。「文庫になったら」と逃げを打っていると、「なってます」と即答されて窮地に立つ。映画は「ペイチェック/消された記憶」、ジョン・ウー。こういう映画は評価に困る。観ている時はそれなりに楽しむが、一ヶ月後にストーリーを思い出せないこともハッキリしている。「カンパニーマン」と「英雄 -HERO-」を貸してくれた人が貸してくれたそうだ。

2004年09月07日

ZULU

眠い。映画が終わるともう眠いのである。毎日それではヒビが疎かになる。勉強しようと思って「決定版!日本映画200 選」というレビュー本を勢いよく買って読み始めたのだが、どうしよう、ちっとも観たくならない。¥2,400もしたのに。持ち運ぶのに重いのに。人は皆、何を参考に観る映画を決定するのだろう。ロードショーだってつまらないとショックが大きいから(本当は人ごみがいやだから)、評価がぼんやり定まるのを待っているうちに公開が終わる。チキンである。今日の「ズール戦争」はよかった。多勢で攻めるズール族は大迫力で素晴らしいし、血統が良くてへなちょこなブロムヘッドが魅力的。全然飽きない二時間だった。

2004年09月13日

ホラー祭り

先々週末のことであったが、録画に飽きた我々は久しぶりにTSUTAYA に入った。昔は安い日にまとめ借りしていたのが、そのサービス・デーが終了して足が遠のいていたのだ。五本手に取った。そしてレジに行った。すると店員はいぶかしげに「クーポンはお持ちじゃないですか?」と訊くのである。待っている人は待っているという半額オンライン・クーポンのことだった。知らなくてえらく損をした気になる。それを返却した先週末、また五本借りた。今度は抜かりなくケータイに画面メモして持参した。半額。という訳で今週はホラー・ウィークとなるのだが、先にキューブリックの遺作「アイズ・ワイド・シャット」を観た。何が驚いたってもう五年前っていうのが何よりショックだ。話はトム・クルーズのセックス・ファンタジー彷徨ということでいいと思うが、何でこれ撮るのに三年もかかるのか。ニコール・キッドマンの背中は美しい。今日はホラー観ましたよ、「悪魔の墓場」。ああ、タイトルが個別化できないジャンル。

2004年09月14日

赤い砂漠の夜

中原くんが自信を持ってお勧めするジョン・カーペンター「ゴースト・オブ・マーズ」を観た。火星人は首刈り族だった、という話。面白い。アクション!爆破!ガガガガガッ!衒いなし!後悔なし! 一日一本映画を観るとは昔からすると物凄く贅沢なことである。会社の人に伊藤潤二を借りている。同時に別の人に「日出処の天子」を貸し出しつつ自分も読んでいる。そして今日はのだめ10巻が出た。パリ編に入って失速した…。無敵の千秋様も世界の広さを知ってしまったりするのは予想が裏目に出る形。二ノ宮に外国を描く画力はないのだろう。この無理な展開の狭苦しさ息苦しさはミルヒーがいた頃にも感じられたので、巻き返しに期待したい。

2004年09月18日

西荻窪・パリの旅

病院は一分診療、クスリもらうだけ。「映画欠席裁判」1・2と二冊運んで帰りの電車で読んでいて、ふと目を上げるとトンネルだった。それは神泉と渋谷の間の。終点まで乗って行ったのである。読書時間が増えた程度の感慨で反対のホームの電車に移り、帰ってきた。モスのマスタードチキンを食べた、酸っぱい。午後は、長いつきあいのスエカナ宅ご訪問で、初めて西荻窪に行った。西荻はパリだった! 細かい店が点在する町を、うろうろ案内していただき(夜ごはんの約束にヒマだからといって昼から攻め寄せたのである。スエくんは蚊に食われながらバイクを磨いていた)、こまごまとローズウッドの細い箸(一客2000円也)や野田琺瑯やパンや古本など買い込む。期待の夜ごはんは「のらぼう」、野菜と魚が美味しかった。人と会って話すと、バカだしどうしようもなく混乱する。それを克服したければ、家からどんどん出るしかない。西荻は吉祥寺経由で適度に近かった。また遊びましょうね。帰宅して本日の課題、日記(ブログ)の上に掲示板を出すという恩師のわがままについて調査を開始すると、世間はMT3.01にバージョンアップしていた。そうですか。本家の英語版はもう3.1 になっている。日本語版が出るまでちょっと待ってみよう。MTは一つインストールすればその中で複数のブログを運営できるのだが、うちのように二人で二つやっているとライセンスを買うことになるようである。善きかな善きかな。はっ、そうじゃなくて掲示板だ。

2004年09月23日

iPod乞食

初代iPodがイカレてしまって早数ヶ月。iPodが必要なのです。アルファベットのキャンぺーンでiPodが当たる。サントリー烏龍茶もiPod。パン屋の懸賞には目もくれないが、今は欲しいのに金がないので当たって欲しい。吸い始めから溜めておいた60箱のアルファベットの空箱から応募マークを切り取る。応募シートに貼付ける。という作業で一時間半ほど。サントリー烏龍茶はネットでカンフーガールを育てる。16本飲んで一口の応募である。費用対効果はどうなのか?と疑問を感じる。アルファベットなんて¥18,000分送って、当選確率はいかばかりか。…そうさ、買った方が早いのさ。

2004年09月24日

鬼婆じゃなくて

明日は朝日カルチャーセンターで三砂先生と恩師の対談がある。予習!という訳で、付け焼き刃に(だって前日になって)、三砂先生の新刊「オニババ化する女たち」(光文社新書)を購入、直ちにおかわりコーヒーのミスドで読書体勢に入る。読書時間はmkを待つ金曜日の一時間半しかないのだ、週に。タイトルは恐ろしげだが、たいへん内容の濃い本で(末文に二年かかったとある)一気に読む。これほど面白い本には人生なかなか出会えない。オニババとは、セックス・エネルギーを昇華できなかった妙齢の女性が、猜疑心や独占欲や自己顕示欲など負のエネルギーに支配され、取り扱いにくい、社会のもてあまし者となる姿。日本はそんな女性を大量に発生させようとしている、というのがタイトルの意味するところであろう。三砂ちづる先生は津田塾大学の教授で、疫学がご専門だが、出産を中心とした女性の身体活動について広くフィールド・ワークをなさっている。その言葉は過激なまでに女性の身体への深い信頼に満ちている。過激なところがいいんです。興奮して、帰宅してまず結婚を控えた友人にアマゾンから一方的にギフト。押し売り。それから恩師のページに行くと、レビューが上がっていたので、すばやくリンクを埋め込み、ついでにトラックバックしておく。明日が楽しみ。

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